時代の変化
目に見える物の時代から目に見えない心の時代にかわっていく
つまりそれは自然科学の時代から人間科学の時代にかわっていくということです
占星術の世界では、「2020年12月21日の冬至を境に、200年続いた地の時代から風の時代へと移行する」と言われています。 “地の時代”は、どっしりと安定していることを象徴する、『所有』が幸せの判断基準でした。
良い家、安定した仕事、安定した収入などを得ることが、幸せにつながった時代です。
一方、すでに始まっている“風の時代”は、自由で多様性・柔軟性に富み、知識や体験、感性、心といった目に見えないもの形のないものそれをつなぐコミュニケーションが重要視される時代
まさに、人とひと、こころがつながる時代です。
不易流行
新しさを求めてたえず変化する流行性にこそ永遠に変わることのない不易(時代を越えても変えてはいけないもの)の本質が見えてくる。変化が激しい時代だからこそその本質をしっかり見極めることが何よりも大切なことになるのです。
社会が発展し複雑化していくに従い、人間が組織の歯車、機械の部品のようになっていき、AIの登場で「人間疎外」の状況を呈していますが、むしろそうした時代だからこそ「人間中心」の世界が必要なのではないでしょうか。
日本人の美質
農耕民族である日本の強みを生す
人間の欲望享楽を満たす手段はかつてないほどに満ちています。それに比例するように、自分さえよければいい、今さえよければいいという風潮が蔓延しつつあります。私たちはいまこそ、かつての日本人が備えてきた美質を務めて涵養(自然にしみこむように、養成すること)していかなければなりません。豊かな後世のために。
日本人の美質とは
- 周囲と自分を区別しないので、周囲と調和して幸福感につながります
- 八百万の神を信仰するように自然との調和を大切にします
- 日本には、利他の心や次世代につなぐ文化があります。技術や伝統を共有し次世代へもつないでいます
個人の志
個人の志が組織の成長の原動力
個人のニーズ
「自らの志の達成のための道具として組織をつかう」
組織のニーズ
「個人からの貢献を得る」
これからの企業の成長は、このふたつのニーズが調和したとき、組織に働く者が成長し、組織はさらに多くをなしとげます。
ミッションからパーパスへ
世界の優良企業はいま、ミッションではなく「パーパス」という言葉を使います。ミッションが天から与えられた使命であるのに対して、パーパスとは一人ひとりの中から湧き上がってくる思いの発露です。
社員の幸せを実現するのが経営
社員全員がパーパスをもつことは大切、人間は納得する目標・目的があれば、誰かに指示されなくても勝手に心と体が動き出すものです。
自律自助の究極は、一人ひとりが「自分は何のために生まれてきたのか」「だれのために生き、働くのか」ということを問い、使命感を持って日々の仕事や人生に向き合い、自分の個性と可能性を十分に発揮し、人の役に立つ幸せを実感することです。
心理的安全
心理的安全性が結果の質を上げる
責任感のある中でなんでも言えて、相談できる心理的安全性を職場に創ることが重要です。
仕事がうまく行くチームは何でも言いあえ、お互いの感情や考えを察する力が強い
エンゲージメントが高いと、個人と組織の両方に一貫して良好な結果がもたらされる。例えば生産性や製品品質の向上、収益改善などが見込めるといいます。
したがって、従業員中心の企業文化を築けば、企業側にメリットが期待できる。つまり、有意義な成果をあげるためには、信頼の文化を構築することが必要なのです。
風土改革
人材育成とは人を育てることではなく、人が育つ土壌を作ることです
自分の価値観を会社の価値観である経営理念や自分の仕事と合わせることができたらその会社で働くこと、自分の仕事を遂行することが自分にとっての最高の価値観を見出すことになります。
これは会社や上司に従属して自分を犠牲にしているのとは全く違います。社員本人が今している仕事が自分の最高の価値観を満たすものだと明確に認識することができれば、自発的に働きたいという思いが生まれるのです。